赤ちゃんの命名書!「紋切り型」の魅力に惹かれ図案は何にしますか?
前回、「想いを馳せた命名書を求めて」という自分の忘備録になってしまいましたが
ついに・・・
完成いたしましたー!
時間がかかってしまいました。
私の本業は筆耕士です。
仕事の合間には「紋切り型」図案を見ては
ニヤニヤし・・・
ごはんを食べながら気持ちが届く想像をしては
ワクワクし・・・
そして、こぼす・・・
何よりエクスプランテさんの「紋切り型」の魅力に惹かれ図案を何にするか?
ずっと迷っていました。
そこで今回は完成した「もんきり命名書」を紹介していきます。
燕の命名書
よく見えない・・・わかりにくくて申し訳ないのですが・・・
梅ちゃん
私が一番、レイアウトに迷いに迷った「燕」なのです。
つばめさんは
色をどんなものにするとか?
ブルー?グリーンとか?
配置をどこにするか?
書いたり切ったりして試行錯誤しました。
「つばめ」以外のものは決まっていたのと、
生まれた赤ちゃんが
「双子ちゃん」だったら?とか
「三つ子ちゃん」だったら?
つばめちゃんを増やせばいい!というのと
白は「無垢」というイメージで
赤ちゃんにぴったりです。
対い鶴の命名書
お祝い事に、色からして縁起がいいですよね。
一番最初に「紋切り型」を目にしたのが「鶴」
試作はこんな感じ。
閉じた状態で半分の鶴、開くと中央に対い鶴に。
しかし最終的には大切に封筒にしまっておくのを考えていたので正面にしました。
大きさは?
閉じた状態 150×150mm
開いた状態 300×150mm
透けて見える封筒に。
「鶴は千年亀は万年」というように長寿の象徴です。夫婦仲むつまじく子孫繁栄の願いを込めて。
中陰変わり抱き茗荷の命名書
正直、ダジャレっぽいのが気に入っています。
梅ちゃん
言葉がそうであるように
昔の人たちが育んだ想いが
繋がっていけたらいいなぁと思います。
丸に青海波の命名書
よく馴染みのある文様ですよね。
昔から親しまれ吉祥文様のひとつで
「未来永劫」「平穏」
実は知り合いの出産祝いをきっかけに
作り始めた命名書なのですが
男の子ということと
代々ご両親が海好きっていうこともあって
ご先祖さまは見守ってくださるはずです。
丸に青海波の「丸に」って平穏な感じと丸の縁の太さが良い塩梅だなって感じています。
梅ちゃん
二ツ対い瓢箪の命名書
子孫繁栄や魔除け・祭具としても
使われていました。
瓢箪は本当に発育が良くて
実がなったあのくびれと丸みが愛らしい。
豊臣秀吉も使われていましたよね。
千成瓢箪。
天下統一して出世ぶりに
ひょうたんの発育の凄さに
リンクするのは
私だけでしょうか?
ひょうたんの色は迷いなく黄色にしました。色を決めていく工程は楽しかったです。
梅ちゃん
5種類の命名書
いかがでしたか?
先祖が長い間、暮らしの中に「かたち」として豊かな気持ちもあって
今があるように
粋な気持ちと込められた想いは生まれてくる赤ちゃんへ繋がり
また新しい形として優しい想いが繋げられて欲しいと願っています。
そんな気持ちで作成いたしました。
これからもよろしくお願いします!
今日もありがとうございます。