梅ちゃんのプロフィール
プロフィール

はじめまして。
今ご覧いただいているサイト
「 梅秀の筆耕室 」(めいしゅうのひっこうしつ)を運営している、
筆耕士、梅野秀柳です。
自己紹介をいたします。
少しの間お付き合いくださいね。
よろしくお願いします!
どんな人?筆耕歴は6年生
* 名前:梅野秀柳「梅ちゃん」とよく呼ばれています
* 出身:神奈川県 1974年生まれ
* 長所:集中力があること
* 短所:車の運転が苦手
* よく人から言われる印象:背が低い、一生懸命に取り組むこと、おっちょこちょい
* 趣味:旅行、歴史を知ること、ゴルフ、何かを作ること
筆耕士になる前は?
お花の仕事をしていました。
下積みは人並みにあり、駆け出しの頃は「花の仕事むいてない。」と言われました。
気の強さから「まだ始めたばかりだからわからない。」と言いながらとことん仕事に打ち込みました。
若さというのはすごいですね。
店舗を構えるために店の立ち上げ、仕入れから店長、スタッフの育成に一生懸命に取り組み、ヨーロッパのフローリストに憧れイギリス、フランスへ学びに留学することもありました。←英語も話せないです。
フラワーコンテストも入選され、たくさんの技術と経験を学び、素晴らしい出会いや仲間に恵まれ20年続けることができました。

40になったら花の仕事やめる
花の仕事は女性には辛いものがあります。
朝早くの市場での仕入れ、夜は遅くまでの飾った花の撤去。長い時間の立ち仕事、素敵な仕事だけれど身体はきつい。
自分で経営する?
それも考えました。
出資するからとのお声がけもいただいたこともありました。
「あなたが作るお花が見たい。」ほんとうに嬉しいお言葉でした。
30歳を過ぎた頃から身体がスローダウンのお知らせに気づきはじめ、「続けるには40歳まで。」と決めました。
20年やってきたのだからまた次の20年チャレンジしようと。
身体大丈夫?
好奇心旺盛なのはいいことなのか?
人生100年時代。まだまだやれる。
決めてからの行動は早い。
出会った人たちから教えていただいたことを新人フローリストに教えて、引き継ぐことに専念しました。教えることの難しさや、初心に戻る大切さを改めてまた学ぶことができたのです。
筆耕士になるきっかけ
身体の悲鳴があげた頃に、職場のパソコンも壊れました。
一体何を言っているんだ?ですよね。
開店するときに飾るお花(スタンド花といいます。)その名前を入れる立て札を作成するのはPCです。
作れない。どうする?
「書道やってるから私書くよ。」から始まりました。
花の仕事を40でやめる決心をしてからのお休みの日は筆耕会社へ研修させてもらいました。プロとしての字はまだ書けないけれど、どんな仕事なのか勉強させてもらい電話の対応や筆耕士への仕事の振り分けを学ばさせていただきました。
気持ちは同じだけれど、書道と筆耕はやっぱり違う。筆耕の文字を練習しなければ…に至り賞状を書く養成所へ入学しました。
筆耕の仕事を始める
その頃には花の仕事を卒業してパートをしながら学校と練習。
仕事がわかり始めていたので、筆耕の仕事に挑戦しようと思いデパートの熨斗書きが筆耕デビューでした。
緊張ではじめて膝の裏から汗が出ました。なんで膝の裏なのかわかりませんが…
お客様が側で待っているので名前を間違えずに早く、美しく書かなければいけません。
あまりの緊張に「太田」と書くのを「犬田」と書くことがありました。人って土壇場になるとどうなるかわかりませんね。
しかしながら人間は慣れるものです。
度胸もつきます。
度胸もついたところで誰もが知っている神社での御朱印帳書きも経験させていただきました。
現在は?
書道は40年近くやっていますが、小さい頃から書くことが好きなのは変わりません。
名誉ある賞よりも先人達が残し大切にしてきている「書」に興味が湧き、筆使い、どういう時代や風景、どのように感じて書いたのか?終わることのない「こころの字」を追究しています。

当時の小学校2年生。
他の生徒と比べ正直なところ優秀ではなかったのですが、とにかく書くことが楽しかったです。
また書道の先生の字の美しさを目標にしてきました。それは今も変わりません。
人柄も素敵で先生が一番楽しんでいる姿は私が続けることが出来た理由の一つだと感じています。

筆耕士の仕事は書き続けることが苦痛になるということでは成り立ちませんが、
周りの方に相談、協力無くしてできません。
繁忙期での卒業証書では何校もの記名を書かせていただき、
また招待状、会社案内の宛名書きやお手紙など現在は筆耕士として活動しております。
「いつもありがとうございます。」という気持ちです。
職人としての想い
デジタル、AIの流れになってきている世の中で
どれだけ人の手で表現できるのか?を大切に思っています。
今の便利さを否定するつもりもなく、もちろん感謝することもたくさんあります。
ただ「人の手」の重要さを少しづつですが見直されてきていると信じています。
人の手で作られる多くの職人はそんな想いを抱いていると思います。
これでいい。終わり。もないはずです。
だからこそ温もりがあります。
少しでもその良さや活用の仕方を伝えられたらと想っております。
日々丁寧に精進していき、頼んで良かった。と思っていただけるように
喜びと感謝の気持ちを持っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。梅ちゃん