想いを馳せた命名書を求めて
友達の赤ちゃんが生まれて感じたのですが、
命名書ってどうしているのだろうか?
そんなところから始まりました。
命名書作り。
カジュアルでオリジナリティ豊かな命名書を求めて作成中です。
初めて赤ちゃんに贈った名前を命名書にして作りたい方のために
お祝いに添えて贈りたい方のために
そして
へその緒と一緒に
大切に
保管できるような命名書を想像して作成過程を記していきます。
近いうちにサンプル投稿いたしますので
しばらくお待ちくださいね。
命名書について簡単に
「赤ちゃんの誕生を祝い健康に育つことを願う」
お七夜という儀式があります。
昔は生まれてすぐ亡くなってしまうことがあったので
無事に7日目を迎えられたことに感謝する儀式です。
昔は父方の祖父が書き親戚をはじめとした多くの人を招いて行っていました。
7日目ってママキツいよね・・・
想像するに大変です。
お祝いっていっても親戚一同集まる中では気も遣います。
今は自分たちで行われるようになっていますよね。
僕(パパ)が書こう!!
出産祝いにプレゼントしようかな。
正式な命名書
正式な命名書はどうなのだろう?
奉書紙で書いています。
昔は公文書など
大切なことを伝えるために使用していました。現在もその文化が残り儀礼などに使われています。
奉書紙を二つ折りにして、三等分にしたものに書いていきます。
① 父親の名前と続柄
② 子供の名前
③ 生まれた日
④ お七夜の日
⑤ 両親の名前
新しい奉書紙でたとうを作ります。
①・② と折り、上下も折ります。
たとうって?
たとうとは道具や衣類などを保管する包紙です。
例えば着物や帯を保管したり、作品を大切に包みます。
三方にのせて神棚や床の間に飾ります。
無病息災、健やかに育つことを願って・・・
自分で作成したオリジナル命名書
こちらも昔の習わしに添って奉書紙で書いています。
① 赤ちゃんの名前
② 生まれた日時
③ 身長・体重
④ どのような想いと由来で名付けたか?
梅秀では上記のような内容を記しています。
パパとママの名前はないの?
怒られてしまうかもしれないけれど、
パパ、ママよりも赤ちゃんの情報を記したい・・・と思ったからです。
名前の由来も同じことで、どんな気持ちを馳せて名付けたか?ということも素敵なのかなぁと。
ただ、昔から大事なことを伝えるために用いた奉書紙だけはきちんとしたものにしようと考えました。
試行錯誤した結果、
たとうの代わりにカードタイプにし奉書紙を綴る、そんな命名書にしました。
略式の略式です。
そして表紙を
意味のある紋様にしてみることに。
とてもわかりやすく、そして楽しい「もんきり」があります。
たくさんの「めでたい かたち」が目移りしてしまう程たくさんあり、
セットになっている図案は江戸時代の切り紙の手法で作られ、洒落っ気 豊かなエネルギーが溢れています。
長い歴史の中で生まれ
暮らしの中に遊び心を取入れ、粋な気持ちと込められた先祖たちの想いが伝わります。
本当はたくさんあるのですが、3つ紹介します。
瓢箪ひょうたん
すくすくと広がる植物、瓢箪は実をいっぱいに付けているということから、多福をよび子孫繁栄、無病息災で昔から人々に愛されていました。
ひょうたんのコロンとした感じ可愛らしい。
麻の葉
麻は日本の伝統紋様で、丈夫で成長が早いことから子供がすくすく育つようにお守りとして麻の文様を縫った着物に使われた柄です。
時代劇でもみたことある。
鶴 対い鶴
鶴は千年。と言われるように長寿のシンボルとして代表の文様です。いかにもめでたい。個人的にこの柄が好みというので作成してみました。
好みねぇ・・・うん、いいかも。
オリジナル命名書まとめ
最終的に自分の忘備録になってしまいましたが、たくさんの紋様があること、それにまた意味もあること。むかしの人たちは自ら考え生活に取り入れ心豊かな暮らしをしていたのだと改めて感じることが出来ました。
「梅秀の命名書」が出来るまで、もう少し思いを馳せてみたいと思います。
素敵な命名書が見つかりますように。
今日もありがとうございます。