Japanese calligraphy

筆耕士のメンタルバランス

    
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筆耕士のメンタルバランス



こちらの記事を読んでくださっている方はわたしが何をしている人なのか?

ご存知だと思いますが、初めてたどり着いた方、はじめまして。嬉しいです。

ありがとうございます。

わたしは筆耕士をしています。

筆耕って?

Aさん

簡単にいうと筆で文字を書くこと。です。

さらに詳しく知りたい方はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

筆耕とは?

デジタル化の世の中が進む中で逆に進んでいるような気にさえなる職種なのですが、

人の手で書いた文字というのは同じ「あ」という文字でも

全く同じ「あ」が書けるか?ということ。

同じ人が書いた「あ」でも違います。

わかりやすくいうと

「あ」でも表現の仕方が変わり、何か思いついた時の「あ」、嬉しさの中から出てきた「あ」のような感覚です。

あっ!

さてこれは何を表現してる?演劇レッスンでやりました。

Bさん

最近の筆文字フォントは良く出来ていて萎えることありますが、

「あ」ひとつでも全て同じ。

そんなところに?

そんなところと筆耕士がいうのも可笑しなことですが

こだわりを魅せて、受け取った方はきちんと美しく仕上げた文字を当たり前のように見る、読む。

見もしないかもしれない、けれど見つけてくれた、気づいてくれたことがあったとすれば

気づいてくれなくてもいいです。それが筆耕士だから。

だけど、

筆耕士冥利に尽きます。

筆耕士だけでなくそこに関わった人、スタッフからすれば「有難いお言葉」は

「それはそれは嬉しい!」とお話された営業さんがおりました。

今回はその営業さんを通して気づいたことを記事にしていきたいと思います。

筆耕だけでなく営業さんの大切さ

最近は招待状よりも賞状を書くようになりました。

それも声を掛けていただいた社長、営業さんのおかげです。

「書き手さん(筆耕士)が書いてくれるお陰で私たちがいる。」

とおっしゃっていたのは印象的でした。

「みんながお花を手入れしてくれるお陰で素敵なアレンジが作れる。」

以前、花屋で働いていた私はスタッフに伝えたことがあったのですが当時の情景が思い浮かぶほど。

同じ心得と思いで嬉しい気持ちになりました。

伝えていた時はおそらく…酒はいってたね⁉︎

Cさん

シラフです。

信頼関係は大切だと心から感じました。

筆耕士を志す上での自分にとっての目標は「賞状を書く」ということでした。

賞状は一生残るもの。

携わっているのだと思うと手が震えます。

「そのようなものが書けていいよね。」と言いますが、何をおっしゃいますか!っていうことです。

書き手(筆耕士)を支えているのは周りにいる営業の方々、数々をこなしてきた大先輩たちがいるお陰で書いていられるのです。

具体的に、

書き手に緊張させないような対応。

どーん!とした構え方。

平常心。

何より密かに応援してくれる。

書くのはひとりですが、そこには色んな力が働いて「良い字」が生まれると思うのです。

筆で書く。バランスとイメージ

「書く」ことにおいて一文字だけが良くても賞状というものは全体のバランスが重要になってきます。

人においても同じこと。



わたしが心がけているひとつとして

「水臭いじゃない。」ということが丁度良いということなのです。

腹八分目?

心ある人との付き合いでは性格上いろんなことをしてあげたい。という気持ちが大きくなってしまいがちですが鬱陶しいと感じる人もいれば、誰しもそれが嬉しいということでもなく自分よがりになりがちです。

腹六分目くらいがいいのでは?と感じています。

それを「賞状」と考えたときに同じことで

  • 墨の重さ
  • 空間・余白
  • 文字の厚さ

全てのバランスが大切で、受け取った方への想像力も必要ではないか?

例えば

賞状のご依頼で前回 使用した賞状のサンプルを見たときに

書くだけでなく受け取る方、ご依頼される方への配慮や工夫などといった

「もっと良いものを提供する」

それが難しい。だがらレベルアップできる。

Bさん

生きる上でも想像することって大事ですよね。

「感動すること」も。

嬉しいことだけでなく、哀しいこと、ムッとしたこと。

喜怒哀楽。

全ての気持ち、それぞれの感動が人を成長させて「文字」にも現れてきています。

自分がそうです。

むかしの文字と今と比べたら笑ってしまうくらいメンタルが現れています。

良くも悪くも

それは周りにいる人たちのお陰なのです。

悪くも?

悪いと感じることがあったときにどうクリアにしていくか?

欲をいえば楽しくしてしまえ!ぐらいにするくらいの気構えで。

全ては試されてるテスト。

出来た!ときの心地よさ。

筆耕士を続けられる3つのこと

わたしは賞状を書く目標でしたが書いたことが終わりでなく

「はじまり」でした。

決して満足していなく、

ここまでなるのは正直に楽ではなかったですが

諦めない覚悟だけはありました。

こうして、今も書き続け

サポートしてくれるスタッフ。 忙しいときも一緒に淡々と書き続けられ切磋琢磨できる人たち。 このような文字や賞状を書きたいと感じさせてくれる先輩。

ワインが好きなスタッフさんいますか?

Cさん

シャイな私なので改まってのご挨拶は・・・ということで

こちらの記事を通して日頃の「ありがとう」の気持ちが通じたら幸いです。

いつもありがとうございます。

心ある書き手さんが増えますように。

今日もありがとうございます。

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