筆耕士という職業について(その2)
筆耕士の職業について前回は書道経験があればできるか?や仕事の見つけ方や百貨店の筆耕などの経験をお伝えしてきました。
よかったらこちらものぞいて見てね。
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今回もまだお伝えしきれていないこともあったので続きを書いていきます。
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- 筆耕者募集で式場やホテルは?
- 筆耕士になるまで大変なこと
- 筆文字を見てもらうこと
筆耕者募集で式場やホテルは?
最近の募集は少ない印象です。
中々ないとよく聞きます。
私は有難いことに紹介で老舗のホテルでも筆耕経験を積みました。
主な仕事は
婚礼の招待状・法人用式典などの宛名書きや席札、目録、胸章など。
宛名や席札など印刷にしていることも多いと思います。
やっぱり格式を高く行いたい。という人もいますから
老舗の式場やホテルでは
書き手(筆耕士)は欠かせないです。
なので
筆文字は全くなることはないと思っています。
ホテルの筆耕室はどうだったの?
Bさん
正直にいうと自信を無くした日々でした。
落ちるところまで落ちて
あとは上がるだけでした。
筆耕士になるまで大変なこと
やはり仕事が入らないこと。
出会った筆耕士さんから聞いた話は
「書かない間が空くと書けなくなる。」
それは本当に理解できる。
筆耕室には大ベテラン先生(筆耕士)がいます。
どこでもスペシャリストはいますよね。
やっぱり依頼する側は達人にお願いしたくなりますよね。
「仕事が入らなければ書く機会もない。」=「上手くならない。」
お金は入らないだけだけど・・・
はて?そうでしょうか?
確かに本来の経験値はないかもしれませんが
「上手くならない。」は全く違って
練習は?
コピー用紙?
それとも半紙?
それでも間の取り方や文字の形を身につけられることにもなります。
上手くなる少しばかりの近道はやっぱり
書いてみて考えることなのですが
例えば
実際使う封筒を買って書いてみたら?
練習してみたら?
書く質感、墨のノリ具合もコツも得られるかもしれません。
何より本番では自信というものが助けてくれます。
準備万端でいたいです。
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毛筆を活かせる場所
もちろん文字を書くことは欠かさないようにしていました。
今もそうです。
筆文字のインプットだけではなく
アウトプットする機会も必要と
WEBを学び始め、苦手だったSNSも発信し始めました。
いつの間にか
怖がっていたブログやSNSの発信も楽しんでいる自分がいて
発信するには練習ではない違った感覚にもなりました。
それも大切な事です。
見られる、見られている。
Aくん
見てもらう。恐れ多い小心な気持ちでしたが発信していくうちに
良い意味で大して見られていない。という心持ちです。
淋しいけど。そんなもんです。
ですが、
今ではSNSで出会った方々のお陰で今に至っています。
リアル発信ではない世界にも「言葉」で
「自分に何ができるか。」
「人にのために役に立つこと。」
「相手にどんな未来を連れていくか。」
人とのつながりも大切。
書くだけでは人の心は想像なしに掴めないことです。
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どの業界、世界にも
さまざまな人がいます。
筆耕の職業は戦後からの会社も多くワンマン社長も少なくありません。高度経済成長の中で奮闘してきた風潮もあり今とは変わった厳しさや受け入れられないことはありましたが、それもまた面白い発見もありました。
面白いって・・・
Bさん
人間力を試される時期と感じられることの
アンテナは張っておくと自分の向上にも結びつく。
今ではそれも必要なことだったと実感しています。
書き手さんがいつまでも続けられますように。
今日もありがとうございます。