書道から深く学べること
わたしは書道を幼いころからやってきて大人になってから実用書道を学び始めました。
わたしと逆のパターンもいるでしょう。
熨斗袋に名前を書くときに綺麗に書きたいからというきっかけから実用書道を始めた方。
そして
もっと深く学びたい。そんな風に感じた方へ
今回は書道がより深く、穏やかになれることについて記事にしていきます。
こう見えてもあがり症でライブの時はビビってる。
あがりしょうくん
臨書に親しむ
臨書は簡単な古典もあるのでお手本としてみて書くことです。
それが一番の「書」に関して多くのことを学べるからだと思っています。
臨書には形臨、意臨、背臨があります。
簡単にいうと
- 形臨・・・忠実に真似て書く
- 意臨・・・筆意の意味を汲み取る
- 背臨・・・書風を自分のものとする
好きな古典を書いてみてください。
そして
姿勢を意識することによって心の状態も変わります。
尾てい骨から尾てい骨にかけて物差しを入れている状態にすることも意識してくださいね。
梅ちゃん
心のコリを和らげる
緊張の連続で時代の動きについてゆけないし、家庭も仕事も目まぐるしくて疲れ切ってしまってはないですか?
安らかな日常を取り戻したい。
切実な悩み。
きんちょうさん
やさぐれてる?
何をすればいいか?
それは日常生活にはない
緊張と集中です。
書道をするとき緊張しますよね、
まっすぐ書かなければ・・・
こっち側(偏やつくり)小さめに書かなけば・・・
極端にいうとそんな緊張。
荒療治ですな。
きんちょうさん
まっさらな心になれる写経
ざわつく心が穏やかになれる
「摩訶般若波羅蜜多心経」(般若心経)は
お釈迦様が智慧と真髄を説くお経。
最初は緊張してしっかり書くことしか意識できないと思います。
わたしも最初はそうでした。お寺で書かせていだだいたので「この所作でいいのだろうか」ばかりに意識がいき意味すら全くわかりませんでした。
ですが262文字ある中で気づく点があります。
多くある漢字のひとつ「無」苦手な文字だったのでわー!ってなりました。
何もないが何かが生まれる。
大切なキーワード「空」好きな文字だったのでわーい!ってなりました。
すべてのものに実体がないこと。
それが終盤になってくると、書き上げた時に
何かストンと気持ちが軽くなる、
新しい空気が身体の隅々まで行き渡り
息ができるってこういうことなんだと感じると思います。
そしてお香を焚く
おすすめなのは白檀(サンダルウッドともいいます)
白檀は瞑想でも使われていて空間を浄化し、雑念をとり払って集中力を高めることにも効果があります。
誰もが一度は感じたことのある
お寺の香りです。
いつもと違った日常を書道は与えてくれます。
字も綺麗になる、姿勢も良くなる、心穏やかになる。
少しでもそれが感じることができるなら嬉しいです。
心穏やかな日々でありますように。
今日もありがとうございます。